六さん 8月1日しんあい農園日記


凍てつく冬の朝「いくら暑くても、この寒さより夏のほうがよい」と思い、温もった部屋から外に出ることをためらった。半年も過ぎると季節も気持ちも変わり「いくら寒くても、着ればしのげる冬のほうがこの暑さよりましだ」と思いながら、冷房の効いた部屋から出ることを躊躇する。うつりゆく四季のなかで、わたしの心が「わがまま」と「おうちゃく」繰り返す。自然をありがたく受け入れる心にならねば。この暑さで稲が育つ。常に自分中心だと、朝、暑さで重い腰があがらぬ自分に苦笑した。

タクロウ君が一枚刈りのマルコメカットで来た。西君は自転車をこいで来るので来たときから汗をかいている。ひょうひょうと重兼君はバス停からポーカーフェイスで来る。みんな元気で働けることを第一に喜び、そのうえに売上げとか、悩みを積み上げねばならない。出来事に一喜一憂するその前に感謝しなければならないことがある。暑くても、寒くてもきのうの疲れが一晩でいやされ、新しい今朝の命をいただいている。

きょうも一日が終わろうとしている。朝5時から午後8時前まで、この暑さのなかで働くことができた。うまいビールを飲んだ。悩みや問題はあるにしても、このことを喜んでいこう。8月がはじまった。

02/08/01(木) 21:15 足立 進(JAG07563)

 


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