六さん 8月3日しんあい農園日記


 

4時に起きた。吉部掃除に学ぶ会の初日で5時過ぎから、会場の吉部中学校でお湯を沸かすのがわたしの最初の仕事である。暗闇の散歩で3頭の犬もとまどっていたが、いつもの散歩コースでいつもの排泄をしてくれた。

月光の玄関わきにガスボンベを設置してバケツ8杯分のお湯を沸かしはじめた。27名の4班編成である。うち生徒が、全校生徒18名のなかで17名が参加してくれた。6キロあまりの道のりを自転車で来た生徒もいる。6時から開会式。それを終えて7時半までしっかり汗をかいて便器に取り組んだ。

わたしの人生は掃除で大きくかわったと思っている。それは、便器を磨きながら自問自答したこと・・視点をかえて見るクセ。全体を荒く磨くより、小さい面積を確実に磨きあげることで、ほかとの「差」が見えてくること。それが仕事や生活に応用できるようになってきた。しかし、お掃除をとおしての人とのご縁、お掃除仲間の生き方から学び、切磋琢磨してくることができた。その、わたしの中心ともいえる掃除に学ぶ会が、農園の忙しさで中断していたのがいつも胸につかえていた。しかし、思いつきで一発花火をあげても、それは掃除に学ぶ会にはならないので、わたしが取り組める時期・お掃除仲間・会場提供してくださる方の三拍子が整う時期を願っていた。まさに「念ずれば花ひらく」の言葉どうりに、無理なく開催できる条件のすべてが整った。

炊き出しを吉部八幡様の奥さま、藤野先生の奥さまと家内が神社でおこない。7時すぎにはたくさんのオニギリとお茶を届けられた。八幡様の奥さまが「今朝、うちの子(西君)は、手が足りないからと。7時に農園に向かいました」わたしに教えてくださった。出る。ということは自分の力では無理であり、わたしを後押ししてくれる人がいるから成就する。短時間で完全燃焼できた。全員の感想発 表もレベルがたかく、きょう、この掃除をした生徒はきっとどこでもトイレをきれいに使うだろうな。と思いながら聞かせていただいた。

この小さいお掃除の灯を次々に地域に広げていける会に育てあげようと思う。自分が育ち、人も育つ会にしていこう。

02/08/03(土) 21:06 足立 進(JAG07563)

 


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