六さん 9月13日しんあい農園日記


 

農園前を流れる川は、数百メートルさきで小野湖になる。小野湖は宇部市民の水がめであるが、この渇水で満水時の40パーセント近くにまで干上がっている。数時で表現してもわかりにくいが、すでに湖の様相ではなく、干上がった湖底に草が茂り、その草むらを川が流れている。

その川底の岩盤から5メートルほど上に農園はあるので、地下水はギリギリの水 位である。農園のシンボル、樹齢250年のモミジが枯れはじめた。鶏舎の運動 場に植えたケヤキもまったく元気を失っている。毎日夕方、井戸が夜のうちに水 位を復活してくれることを祈りながら木々にたっぷり散水する。風呂ではできる だけ少ないシャワーを使って終わる。強い雑草も立ち枯れ状態で火をつければ燃 え上がると思う。

朝夕は涼しさをましてきたが日中は暑い。それでも、農園入り口の大きな柿の木 に熟した渋柿にメジロが集まりはじめた。コンビニでも「秋味」という紅葉したようなビールが並び、きょう立ち寄ったホームセンターではコタツが並んでいた。このまま雨がふらずに少雨の冬をむかえたらたいへんなことになる。

農園新聞に今度ご登場いただく部坂さんを夕方訪ねた。丸尾の周防灘が一望できる場所に芦屋から転居されご夫妻で生活を楽しんでおられる。市内フランス料理店「ジャンルイ」に奥さまは料理やお菓子の勉強に通われ、ご主人は鎌倉彫りを生徒に自宅で教えておられる。きょうも期待どうり、手作りケーキが出てきた。わたしは間食はしない。甘いものは食べないけれど、ここでは断りきれない。お いしくいただいた。富士通の上田部長が偶然来ておられた。部坂さんとはご親戚である。

21日の農園式宴会では「ぜひ、ご自慢のシュウマイをつくってください」とお願いしていたが快諾いただいた。大学時代にアルバイトでシュウマイをつくっておられたらしい。

部坂さんはご年配である。たくさんの野菜も自家栽培されておられる。けれど、奥さまは日焼け防止の完全武装で畑仕事をされるので色白である。指先に薄いピンクのマニュキアをされ、携帯電話でお友達にメールを出されていた。新聞用にとっておきの鶏料理をつくり、レシピも公開しますよ。と笑顔でお見送りいただいた。

帰りに5分自宅に立ち寄った。黒柴が肥満でダイエットをしているというので見にいったが、黒豚のような体型に変化はなかった。

02/09/13(金) 19:49 六さん(JAG07563)

 


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