六さん 9月15日しんあい農園日記


 

午後、農園専用車(ナンバーのない廃車)のガソリンを買いに、愛車にガソリンタンクを積んで走った。県道の車線中央に軽四が停まっていたので避けて過ぎようとしたら、藤井さんが降りてきた。藤井さんは農園近く、兼業農家の奥さんである。歌手の南こうせつに雰囲気が似ているとわたしは思っている。動物が大好きで、毎週土曜にタマゴを買いに来られるときは高校生のお嬢さんと二人で来られて、犬としばらく遊んで帰られる。自宅には話しができるセキセイインコがいるらしい「おい新聞」「おいお茶」と。藤井さんが道路に車を停めたのは、横断していた亀を助けるためだった。両手でかかえて荷台に乗せられた。

山口市内の配達先の近所に犬がいる。昼間はお留守のようであるが、炎天下の庭 にクサリでつながれている。わずかな日陰に身を隠して暑さをしのいでいるが水 がない。ある日、思いきってコンビニに行き水と紙の器を買って庭に入り込んで 水を飲ませた。たくさんの水を飲んだ。あまった水は器に入れて立ち去った。次の週にいくと炎天下ではあったが水が置いてあった「そのままにしておけない気持ち」それは神様の心ががわたしの心にうまれたときではないかと思うことがある。ただ、わたしの場合には、それが出る場面が少ない。

自宅の建築工事でお世話になったクロス屋さんご夫婦が突然来られた。きょうは仕事が早くおわったので、前々からわたしの生き方が気になっていたので探してきましたと。わたしはクロス屋さんというだけでお名前も知らないのにである。なぜ自宅から通わないか。なぜ儲からないことをしているのか。など質問攻めにあった。それが嬉しかった。説明することでここで生活している原点を確かめる ことができた「男はいいけれど」と最後に奥さんが言われてガクッ。

けれど、きょうの問いかけはわたしには「なあおまえ。まだそんなことを・・」と天国の神様から問われたような気がした。足踏みしている自分がわかりありがたし。

待望の雨がふったが寅さんの言葉でいうと「カエルの小便」だった。

02/09/15(日) 19:06 六さん(JAG07563)

 


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