六さん ９月３０日しんあい農園日記

先週の土曜、鶏のもも肉をタマネギと味噌に漬け込んだ。農園の鶏肉はうまいと思う。けれども、おおかたの評価は「硬い」である。それはブヨブヨのブロイラー肉が「鶏」という最大公約数のせいだと思う。

松村さんと「ふく」を食べたとき、仲居さんが土鍋で「あら」が煮えたころ野菜 を入れようとした「待て！」と御大は大声を発した。鍋の「あら」を全部みなさ んのうつわに配り終えて、鍋が空になって「よし、入れてもええ」と言われた。 「ふく」がどれだけうまいか、その食べ方まで研究されている。白子酒・ふく刺 しを入れた「身酒」「ヒレ酒」「骨酒」いただく者をおいしさで酔わせる技術が ある。

放し飼いの鶏肉は硬い。それは食べ方が悪いと言えばそれで終わり。こうすれば うまいですよ。といっしょに食べれば理解してもらえる。その努力をしなければ ならない。

夕暮れ時から炭をおこして二種類の肉を焼いた。味噌は辛いから漬けるのは一日でいいと思う。それでよいか、もう一回やってみよう。タマネギ。これは最高！ついついビールと赤ワインをほぼ一本飲んでしまった。これにハーブか？ハーブはわからん。ニンニクもいいかもしれない。味噌漬けの鶏皮は酒に合う。農園鶏の味を伝えていきたい。

02/09/30(月) 19:56 六さん(JAG07563)