六さん 10月 4日しんあい農園日記


3日前、重兼君が鶏舎内での作業中に絶叫していた。過去になんどもあり、その都度「もうやめんか」と、正志やタクロウ君が注意を促がしていた。短距離の草むらを走ってわたしは現場に着いた。わめきながら拳で壁板をたたきながら大声を出していた「なんでやめんのかー!」と聞こえた。走りながら考えていたことを実行した。

「こらー稔!やめんかー!」とそれ以上の大声で怒鳴りつけ「メガネをはずせ」と前に立った。鶏よりわたしへの恐怖に立ちすくんだ「なんで大声を出すのか」と聞いた、返事が返るまで時間がかかったが待った。鶏の鳴き声がうるさく仕事ができないという、殴られると思っている彼の帽子のひさしをつかんでおおきく頭を左右にふってこらえてやった「お前が大声を出したら鶏はおとなしくなるか!」と聞いた。返事を待った「いいえ」と。それならもう大声は出すな、ええかわかったか。と頭を撫ぜた。

それから、彼が出勤して仕事をはじめるまえに「きょうも鶏がうるさいけれど辛抱せえよ」と声をかけ、疲れて帰るとき「どうか、きょうも辛抱できたか」と聞いてほめてやっている。どう対応してよいのかわからない。けれど続けてみようと思っている。

夕方、草刈りのあとビールを飲んでいると新倉敷の焼き鳥屋の趙さんから電話があった。鶏肉をご注文いただいた。最近の北朝鮮外交のことや、韓国との統一について前進していると、とても喜んでおられた。お母さんがご病気で入院されていることは知っていた「わたしを一番愛してくれた母親だから、自宅で、そばにおいて看病する手配をしている。ショートステーの申し込みなども済ませた」長 話になった。

つくづく、この歳になって思うのは「生きかたの答えは、すべて自分の過去にあるんじゃ」と言われたことが印象的だった。

02/10/05(土) 05:25 六さん(JAG07563)

 


| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 |4月 |5月 |6月 |7月 |8月 |9月 |10月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |