六さん １０月２０日しんあい農園日記

布団のなかで少しまどろんでいるとすぐ５時半になる。せめてもう一時間眠りたいと思うが、それはできないので気合を入れて起きる。５時半に床をはなれると大騒動である。３頭の犬と散歩を最初にするけれど、途中で「とまれ！」「い け！」「座れ！」などシツケをしながら歩くので時間がかかる。それから朝食を済ませ、食器を洗って部屋に掃除機をかける。７時過ぎには仕事にとりかからないと午前の仕事が終わらない。また思う、せめて日曜ぐらいはコーヒーを飲みながら朝刊を読みたいと。少し疲れがたまると弱気になるのがわかる。

講談社「食べるな、危険！」という本を正志が買ってきた。企業名や商品名を挙げてその危険が活字になっている。この本が警鐘を鳴らしている食品を食べないとすれば生活の営みはできない。ならば、この本を読んでどうすればよいか。ご丁寧に安全と称される企業名と商品名、それに電話番号まで書かれている。紹介された会社は儲かるだろう。どうやら目的はここにある。

農園のタマゴは予約によって生産しており、生産したタマゴのほぼ全部がその日に売りきれる。ほんとうに安全な商品が、全国からの注文に応じきれるたくさんの在庫をかかえているという図式に「嘘じゃろー」と素朴に疑いをかけてしまう。危険だから排除するという考えではなく、野菜ミックスとか、きざんだネギ、お湯を注げば食べられるという風潮こそが正されなくてはならない。

「生セラ」と言う高校生が下着を売るという商売が社会問題だとテレビはいうが、買うヤツのほうが問題にならないところがおかしい。

02/10/20(日) 20:15 六さん(JAG07563)