六さん 10月29日しんあい農園日記


つい先日まで「暑い!」を連発していたのに、県庁前のパークロードの木々は赤や黄色に染まりはじめた。今朝の気温は2度。車のガラスには霜がおりた。

4時ごろに目が覚めたけれど寒くて布団のなかでまどろみながら思った。人生のなかで難儀に遭い信仰で助かろうとする場合がある。けれども摩訶不思議なことはおきるわけがなく、いかにその難儀を受容して立ちあがるか。そこに神様の働きがあり人は助かる。それを「所詮は受け止めかた」とは思わない。信仰のすばらしさの少しは知っている。武道も心を整えるということは同じかもしれない。茶道なども。お掃除のときに道具を整然とならべてはじめるようすを、ある方が「道(どう)」ですね。と言われたことがある。心を整える掃除はまさしく「道」であると。

鹿児島のお掃除に参加をされた松村貴美さん(あの松村さんの奥さま)から朝メールが届いていた。感動的だったので一部引用させていただこう。大会の講演は薩摩焼きの沈壽官さんの「陶房雑話」である。■お父様が壽官さんを呼ばれ動くろくろの中に動かない1本の芯があると初めてろくろの前で話された時から、心のろくろが回り始められたそうです。また人間の生き方には、自分で目標を決め、自分で歩いていく動物的生き方と自分ではどうしようもなく、種が飛んだところで芽を出して生きる植物的生き方があると言われ、異文化の中で生きてこられた重みを感じました。壽官さんの作品の素晴らしさの一端を感じる講演でした。■

300年前、朝鮮半島から陶工が・・・いまでは言えば拉致されて鹿児島や佐賀で窯をひらいた。それを植物的な生き方と、あったであろうたくさんの差別の苦しみを表現されているところに、10年ぐらい前にも講演テープを人からお借りして聴かせていただいた感動がよみがえった。貴美さんありがとう。

02/10/29(火) 19:28 六さん(JAG07563)

 


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