六さん 11月 6日しんあい農園日記


夕暮れどき、薪をつくっていると楠町の橋本さんが来られた。ご主人は辛口の漫画家で、来られた奥さまは、前の会社のときに在宅で仕事をしておられたらしい。人数が多くて失礼なことに、社長だったわたしは顔と名前が一致しなかった。町議選に出られたりなかなか活発な奥さま。映画のご案内だった。

舞台はチェルノブイリのブジシチェ村。かつては600人が暮らしていた村は、いまでは55名の老人と若者(アレクセイ)だけが生活を営む。ここには100年以上も涌き出る泉があり、その泉は放射能に汚染されていない。泉が村人をこの地にとどめた。というノンフィクション映画の上映に奔走され、その紹介に来られた。観に行ってみようと思うのは「過去を忘れないことは未来に責任をとること」という、上映を主催される、平和を願う草の根グループ「えんどう豆」の石川さんの言葉が活字になっていたから。

石川さんとは、画家の石原先生にご紹介いただき、5年ぐらい前に夕食をご一緒したことがある。アフリカ・チベット・ロシアと問題をかかえる地域を訪れ、その支援をされている活動家の女性である。その勢いが強く、お掃除に力を入れはじめたわたしは遠ざかった。その後、考えるなかで、そういう活動家が現地のようすを伝えてくれ、具体的な援助方法を示してくださるから気持ちを向けること ができると思うようになった。靴を片方プレゼントする運動は、カンボジアで地雷に片足を飛ばされた子供への支援もされていた。映画を観ることで支援ができるならば行こうと思った。2002年ベルリン国際映画祭でふたつの受賞もしている作品であるし。百年の水の物語・アレクセイと泉がタイトル。

内蒙古の旅で、チンギスハン廟(真相は不明)に行った。案内の廣さんが「砂漠に樹を植えている遠山先生(90歳)は、ここからたった50キロですから行きましょう」とわたしを促がしたが、数百キロ砂漠を走って、ジープの硬い椅子に打ち続けた尻の痛みから「またにする」と断った。石川さんは支援のお金を、銀行が現地にない場合は、現金を持ってボディガードをつけて持参して手渡すと橋 本さんが言われた。お会いできる日が楽しみである。

02/11/06(水) 19:36 六さん(JAG07563)

 


| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 |4月 |5月 |6月 |7月 |8月 |9月 |10月 |11 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |