六さん 11月 10日しんあい農園日記


鶏を飼うとき、いわゆるケージ(カゴ)方式ではおおきな問題にならないけれど、農園では平飼いをして、ひとつの群れが300羽近くで育てる方法では「つつき」 という強い鶏が弱い鶏をつついて殺してしまう事故が頻発する。その現場に直面することが何度もある。10羽ぐらいの鶏がやまのように重なり、弱い鶏をクチバシでつついて殺す。おおくは尻か頭部をつつく。攻撃している鶏は、次はおのれの番だと思われるような弱そうな鶏が群れる。強い鶏はそういうなかには入らず悠然と餌を食べるか、砂浴びをしてくつろいでいる。

どうすれば対策がうてるか。先輩に尋ねた。それはデピーク処理といい、クチバシを焼ききる方法だと聞かされ、いまは入れる鶏のクチバシを二度焼いている。けれども事故はおきる。それは回数ではなく丁寧にクチバシをまるく焼く技術によるところがおおきいと言われた。それをすると餌を食べる力が落ちると言われているけれど問題はない。クチバシを焼くというストレスを鶏に与えると言われるけれどヒナの時に処理すれば大丈夫。若鶏を買わせていただく業者としっかり打ち合わせをすれば解決できる問題だと教えていただいた。

巣箱に入らず床で産卵したタマゴを「巣外卵」という。当然汚れるから悩みの種である。これについては抜本的な対策はないけれど照明で、つまり巣外卵が多い場所を明るくすることで暗い巣箱に鶏を追い込む方式を模索するより方法はない。鶏は元来、巣箱でタマゴをうむ習性であるけれど、巣箱でうまないでよいケージ飼いが普及しているために、その巣箱で産卵するということに品種改良が重ねられるなかでおもむきをおかれず、産卵率がよい鶏を育ててきた結果でいまがあると言われる。つまり自然に近いかたちでの産卵ではなく、たくさんうめば良いである。そのほかにも貴重な示唆をいただいた。

長女の照美夫婦が岡山から帰省していた。結婚まる3年で、待望の子供を授かり 春には出産予定である。

02/11/10(日) 19:33 六さん(JAG07563)

 


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