六さん １１月　２０日しんあい農園日記

産卵箱が３００羽に対して１００近くある。その箱の下に糞を受ける新聞紙を敷いている。全鶏舎の新聞紙を毎日交換はできないけれど、順番を決めて替えるのが重兼君の主な仕事だった。大量の新聞紙はお客さまからいただいている。お店に持ってきてくださったり、山口の河村さんは毎週火曜日に渡してくださる。糞とホコリで汚れた大量の新聞紙は、毎朝、わたしが燃やしている。

タクロウ君の欠員で午後からしていた餌を運ぶ仕事が問題である。各方面に募集のお願いはしているけれど、確実にしなければならないこの仕事は全員の負担になっている。重兼君に数日この仕事を任せてみた。１００キロちかい餌を車に入れて２０ある鶏舎に何度も通わせた。仕事は遅いけれどその大半は済ませてくれる。午後からできなかった場所をみんなで一気にやり終える。このやり方でなんとなくカタチが決まりつつある。どうなることかと思う問題でも、想像するほど困難ではなく、あきらめずに、やれることをやっているうちに道がつくものである。

もう半年以上も会っていない母の句が本で紹介された。

杖なしで街に行きたし春日和・田の中の新築囲む秋桜・手術せし腰の痛みや雪の朝・物干しの竿にうっすら残り雪・かたくなに生きて幸せ小春かな

02/11/21(木) 05:41 六さん(JAG07563)