六さん 11月 23日しんあい農園日記


農園をはじめて鶏の数が2000羽の頃が一番体力的にきつかった。タクロウ君とふたりで、いまの数より半分近く少ないのに。そのころ、久住高原の荒牧さんが言われた「3年続けると、どこに力を入れて、どこを改善すればよいかわかり、楽になりますよ」と。

最大のきつい原因は、各鶏舎に6リットル入りの水タンクを10個おいていた。その水を日に数回補充しなければ足りないので、少し手があくとそのタンクを運んでは水を入れていた。一度に持てる数は2個だった。足が棒のように疲れた。

ニップルという自動給水装置を知り、いまは鶏舎に水を運ぶ苦労からは開放されている。餌もそうだった。毎日入れないときれるので、天候に関係なく餌を運んだ。当時は20キロの紙袋で、それをリヤカーにたくさんのせて運び、ほどいてバケツに入れて餌箱に移していた。いまは5トンタンクから100キロ運べる配餌車に入れて運び、餌箱の容量を最大の20キロ入りにして、数も増やしたので最大3日は入れなくても大丈夫。汚れたタマゴは手で洗っていたので冬には指先が割れて血が出ていたが、いまは洗卵機があるのでそれはない。

まだ3年まで半年あるけれど、荒牧さんが言われたとうり必要は改善の母であり、苦労があるから進歩するという実感がしている。いまもたくさん解決しなければならない問題があるけれど、どう切りぬけるかを辛抱強く取り組んでいると光明がさしてくると思う。餌がきれるのは、鶏が一日に食べる量を計算して餌箱を設置したからで、計算を3日でしていれば苦労は少なかったという簡単なことだったように。

02/11/24(日) 05:51 六さん(JAG07563)

 

 


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