六さん １２月１９日しんあい農園日記

２４年前、会議録調製では西日本一の会社になりたい。という夢を抱いて自宅の庭に小さいプレハブ小屋を建てて「ぎじろくセンター」を創業した。子供三人の授業参観や、運動会には一度も行けなかった。例えば、日曜は月曜の朝から仕事ができるよう１２時間かけて宮崎まで国道を走るという移動についやした。辞めるときには夢はじゅうぶん実現していた。その育てあげた会社が、新社屋を新築落成というお祝いの席に招待され出席させていただいた。

当時の同業者も神戸や岡山から来られ、社員さんも懐かしい顔があった。設計者の千種さんも東京から来られ、建築された鴻池組の山田さんも広島から。青年塾の薮原さんは大阪から。税理士の木下先生、唐戸魚市場の松村社長のあいだに座らせていただき歓談させていただいた。同業者の社長連中は、いまの景気が悪いことをいろいろな言葉で言われる。一応「そうですか。そうでしょうね」と相づちはしたが、わたしの社長時代に「楽だった」という時期は一瞬もなかった。その苦労が会社をおおきくすると思っていたから愚痴をこぼしたことはない「足立さんはいいときに辞めた」とまで言うから相手にするのをやめた。 印刷資材を納めていた会社が倒産し、当時の営業をしていた森田さんご夫妻も来ておられ「わたしも苦労しましたが元気にやっています。お世話になりました」と挨拶に来られた。やっぱり元気な顔と会話をするほうがいい。

久しぶりに懐かしい面々と対面できてうれしかった。

02/12/20(金) 05:12 足立　進(JAG07563)