六さん 12月21日しんあい農園日記


木曜、鶏舎で作業している稔君が、壁をたたきながら絶叫していた。もう何度もやめるように注意をして、そのたびに「はい」と返事だけはいい。かけつけて叱ったら反抗的な目をしたのでおもわず手をあててしまった。その手の痛さに胸が痛くなった。その衝動的なわたしの行為に考た。わたしは雇用関係と教育(育てる)という立場がある。まだ未熟なので感情が出てしまった。彼も痛かったことだろう。翌朝、雨のなかで仕事をしているわたしに、口に手をあててメガホンにして大きな声で「おはようございます」と声をかけてくれた。その声に安堵した。

藤野先生の近くに空き家があるというので「見たい」と先生にお願いしたら今朝メールでお返事が届いていた「お正月に帰省されるので見ることができます」と。借りる条件が整えれば借りて、ここで稔君、西君の生活訓練ができないものかと思う。彼らはいつか自立しなければならない。ご近所の方に有償で支援をお願いして、彼らができないことはサポートしてもらいながら時間をかけて生活訓練をさせたい。 できない大きな夢より、できる小さなことから着手していこう。

02/12/21(土) 22:15 六さん(JAG07563)

 


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