六さん １２月２３日しんあい農園日記

これまでは稔君は祭日に運休するバスを理由に休ませていたけれど、家庭の協力で出てくるように母親に言った。特待生扱いはしないことにしたので。今朝は兄が送りとどけてくれた。帰りは幸いバスがあった。

スペシャルオリンピックスの中村勝子さんが、ダウン症の人には困難だと医学的いわれる平均台を「ともちゃん」に指導して国際大会で銀メダルを獲得した。困難だという常識をしらなかったからできたのです。と語られた。ここまでが限界だろうという知識に乏しいので妥協せずにどんどん仕事をさせようとしている。わたしはそれでいいと思っている「早くやれ」「急げ」の言葉が多くなった。ここ（農園）で生きていく術を身につけてほしいから。

西君は正月は休みたいようである。自分が神社で用事しないとご両親が困ると本気で考えている。お母さんには「農園でなにかあったらすぐ行く」と休み日にも農園を心配しているという。彼の責任感のよいところである。

その西君。先日、酒を飲みこられた吉善園の職員さんに「結婚させたい」と言うと「忘年会に来い」ということになり、いまごろ西君は胸をときめかせて会場で座っている頃である。背広を着ていくような話をしていた。ご縁ができればこれほど嬉しいことはない。あの目つきで本気で女性を見ていると失敗するかもしれない。まだ４０歳。

02/12/23(月) 19:36 六さん(JAG07563)