六さん 12月27日しんあい農園日記


ある大規模養鶏を営まれている方から電話があった。今年は暖冬で、毎年売れる年末の卵が売れないし、価格が低迷しているのは鍋ものが家庭でつくられないから。加えて家庭でケーキを焼くことが減っているからだそうである。深刻そうであった。鶏を肉に加工する業者は、毎年この時期、卵の需要が増えるので、各養鶏場の鶏が搬入されないので仕事が少ない。新年をむかえるとドッと搬入が増える。その図式が気温で変化する。「卵が無い苦しみ」のほうが「卵があまる苦しみ」よりはるかによい。と言われた。おかげさまで、毎日在庫がゼロで推移しているけれど、わざわざ買いに来られるお客さまにお断りをしなければならない。

新年を迎えると、たくさんお求めいただいている飲食関係がお休みになり、それで昨年は「あまる苦しみ」を経験しそうになった。幸い、下関の仲間が大量に買ってくださり切り抜けた。今年は事情をご承知の方から「正月以降にください」 とたくさんご注文をいただき助かっている。好都合なことは、正月早々に肉にする時期に達する群れがあり5日にはかなりの数を出すことにしている。

前の仕事でも繁忙期があり、3月から5月中頃までがピークだった。そのおかげで売上が伸び、仕事の現場でもあらゆる工夫や改善がうまれ、それが会社の力になった。望月さんからは「朝まで刺身をひきます」とメールが届き、廣中さんも忙しそうにしておられた。松本専務も「断れば次の仕事に影響するから」と。みんな忙しい。 ニュースで失業率を報じていた。仕事がないから人を減らして、下請会社を閉鎖して、それを調整弁にして乗り切る。という仕組みは、養鶏業者が、鶏の数で経営をするように思えてしかたがない。

02/12/28(土) 05:33 六さん(JAG07563)

 


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