六さん 1月 7日しんあい農園日記


稔君の母親と正志のあいだで連絡メモがある。正志に頼んだことは、食器を片づける。洗濯をする。掃除をする。最低、この三つはこれから家庭でさせてほしいと書いてくれと。朝は早くから電車に乗り、夕方は遅く帰宅する稔君に「楽をさせよう」と思うのは親心かもしれない。けれど自立のために「させる」ということも親心と感じてほしい。親がやれるうちはいいけれど、それが稔君の生涯にわたってはできない。

どう展開するかはわからないが、吉部八幡宮に隣接する空き家の持ち主に「借り受けたい」と電話をした。敷地が他人の所有なのでそのハードルをこえれば貸しましょう。ということになっている。しかし、ここが借りられるか否かは別にしても、家庭で自立という願いを持ち、持ったからには少しでも踏み出してほしい。でなければ自立はただの願望にすぎない。

例えば、一泊一万円の宿に泊まる旅を計画したとき「ああ、それならすぐに払える」と一括で払うことを考える。一方、10ヶ月先から千円を毎月積み立てて行く旅とでは、わたしは楽しみが数段もちがうと思う。気持ちを積み上げるという過程があるから。目標があればいっきに到達することを考えるより、積み上げるほうが実現すると思う。

03/01/07(火) 19:50 足立 進(JAG07563)

 

 


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