六さん 1月14日しんあい農園日記


数日前、ある方から「飼料代が滞り、あと5日分の餌しかない養鶏場があり、その若鶏を一羽500円で2000羽ほど引き取ってくれないか」という電話があった。引き取れるわけがない。それだけの数を入れる鶏舎がない。しかし、2000もの命が、経営という仕組みのなかでほんろうされることに胸が痛む。

夕方、山口市内の配達から帰り、腰の痛みを感じながら鶏舎の整備をしていたら、飼料メーカーが挨拶に来られた。来月からトンあたり900円ほど値上げします。という通告をたずさえて。スコップを持つ手をとめた「前から言うけれど、餌代で経営が困難になってはあなたも困るでしょう。いきなり月に換算して数万円の値上げはほんとうに困ります。鶏の数は決まっているので、その分は確実に経営の負担になります。ただし、穀物相場もあるでしょうから、もう一度検討した数字をお願いします」と言った。

発泡酒やタバコのように税率に比例して卵価あげることができればよいが、そんなことはできない。体力で補うギリギリの経営をしていので飼料の値上げは厳しい。

03/01/14(火) 20:26 足立 進(JAG07563)

 


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