六さん 1月20日しんあい農園日記


この辺で「お宮」といえば吉部八幡宮のことをいう。親に先立たれた西君もここで育てられた。年中、祭事やいろいろな行事をとおして地域の文字通り中心である。昨年、野村宮司主催の「ソーメン流し」に招待していただき、生ビールをおいしくいただいた。そのとき、よく笑い、よくしゃべるおばあさんがいた。

きのう正志に、お宮の奥さまから電話があった「よかったら働かせてください」と頼まれたのは26歳、足が不自由な女性だった。今朝、農園に来ていただき面接させていただいた。そのよく笑うおばあさんが一緒に来た「この子の両親は、とくに母親ははやく亡くなり、わたしが母親がわりですいね」と。縫製工場や会社での仕事をした経験があるし、障害者用に改造していない軽四が運転できる。

仕事の手をとめて、わたしの部屋で短い会話を交わした。重いモノを持つことと、歩きまわる仕事はできないと本人が言う。立って、手が使えて、目が使えるならタマゴの検査やパックに詰める仕事はあるから、お互いに少しお見合いのつもりで水曜から、とりあえず9時から昼まで来てみなさい。しかし、仕事だから甘えはできませんよ。それから今後のことは考えよう。ということで終わった。

午後から中山育雛場の社長が、器用な社員をともなって寒風のなか来てくださった。たくさんの資材や工具をトラックに積んで、なんでも修理できる体制を整えて。問題箇所はすぐに手直ししてくださり、持参された部品は全部おいて帰られた。とてもありがたくお見送りした。

夕方、西長門リゾートホテルに福島料理長を訪ねた。途中、山道で野生の猿が座りこんでいた。往来する車におびえる様子もなくガードレールのたもとに。どこか悪いのかもしれない。帰り道、美祢から雪が降りだした。猿は寒いだろうに。

03/01/20(月) 20:38 足立 進(JAG07563)

 


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