六さん １月２３日しんあい農園日記

光恵ちゃん二日目。とても意欲的な姿勢を感じる。けれども彼女が半日でする仕事は、わたしが２０分もあればできる仕事量である。くわえて誰かが常に介添えしなければならない。人手がほしい農園であるが彼女に一般的な賃金を支払う余裕はない。しかし、彼女が他で就職するという現実もきびしいことは確かである。 目先ではなく、彼女が生きていく糧をここで見つけるにはどうすればよいかを考え続けている。

明日の夕方、本人とおばさんに農園に来ていただき率直な話を切り出そうと思う。基本的には賃金をたくさんは支払うことは無理。リハビリという気持ちで来てい ただきたい。職場は作業台など彼女が仕事がしやすいよう改善を加えていく。おおきなハードルかもわからないけれど障害者手帳を受けることを一緒に考えてい く。それには彼女自身が障害者として「うん」という了解がいる。それができない場合は、タマゴのお客さまを中心に彼女を理解していただき、多くの方々で継続して生活を支援していただくことも視野にいれている。

稔君、西君はそれなりに仕事ができるけれど光恵ちゃんは難しいかもわからない。そこに向き合っていきたいと思っている。

03/01/23(木) 20:25 足立　進(JAG07563)