六さん 3月 5日しんあい農園日記

井戸水をためているタンクの位置を高くして、その水圧で配水すればポンプは不要になる。電気代と故障というポンプのリスクがなくなる。その工事を長谷山さんが「やります」と受けてくださった。配管の溝を地中約５０センチ掘り１５メートルぐらいもされた。その道具は鍛冶屋につくらせたという、リヤカーの部品からこしらえた重い道具で、わたしも少し掘らせてもらったが腰に負担がかかるような重さだった。パイプでやぐらを組んで２メートルぐらいの高さに７００リットルのタンクがあがり、予定どおりに水圧だけで全鶏舎に水がいきわたった。今月中にもう少し加工して完成になる。とにかく器用で力持ちの方が働いてくださり頼もしい

夕方、待ちわびた「黄（ファン）」さんが黒塗りの大型ベンツに家族をのせて来てくださった。トヨタの工場長みたいな岩のような風貌を予想していたけれど、笑顔のやさしい初対面だった。７ヶ月前に農園日記を偶然読まれて、以後ずっと読んでくださり「掃除」に関心を持たれ「掃除の会を紹介してください」と電話で頼まれた。下関と宇部の会に先月お子さまと参加をされた。何度か農園にたまごを買いに来てくださったけれどお会いできなかった。

焼き鳥・しし鍋・蒸し鶏に４合の鶏飯がみんなの胃袋におさまった。ビールとワインに泡盛までふたりで飲んだ。これから末永くおつきあいさせていただきたいと思う。一番感心したのは３人のお子さんが、食べ終わった食器を台所まで当たり前の顔でさげたことだった。当たり前のことを知っている。ではなく、やっているという子供たちがすばらしい。

03/03/06(木) 17:40 足立　進(JAG07563)