六さん 3月11日しんあい農園日記

前の会社のとき、その業界は荒れていた。わたしの守備範囲でも関東から関西まで７社が製品の善し悪しより、安値を売り物にして、まさに「安かろう悪かろう」を地でいく商法が横行した。その結果「業者委託には問題がある」というお客さまである議会事務局の動きが出はじめた。７社に「最低限のルールをつくろう」 と声をかけた。一回目の会合は博多の某所にセットした。わたしが博多駅に着いたとき昭和天皇崩御の号外が配られていた。ライバル同士を集めてゆるやかなルールづくりに一日神経をすり減らした。最低限の決め事をして別れてしばらくして約束を破る業者が出た。紳士協定だと思っていたので、わたしは軽蔑した。国連決議がどうあろうともイラクに火ぶたを切るという、軍事力のアメリカに追従するという日本の姿勢は、歴史的におおきな恥を残す。命より経済を優先したという恥である。

稔君の母校、山大附属養護学校にタマゴをお届けした。先生おふたりが玄関に出てこられて「どうですか」と近況を尋ねられた。問答を繰り返しながら、これほどまでに卒業生を案じている先生が安心できる努力をしなければならないと感じた。

03/03/11(火) 19:46 足立　進(JAG07563)