六さん 4月　5日しんあい農園日記

山口韓国青年商工会、第１９期会長就任式にお招きいただき、黄さんのお祝いに、全国からお集まりのみなさまに講演をさせていただいた。４時間の滞在時間、たくさんの方と名刺を交換させていただき、とても気持ちのよい心の交流ができた。わたしが在日韓国の人に思うのは、わたし以上に国を思う気持ちである。それは、お掃除でブラジルに行ったとき日系二世や三世の人がまだ見ぬ日本に、とても誇りをもっておられ、考え方も家族や親戚をたいせつにする「文化」を受け継いでおられることを知った。その感動と同じだった。黄会長には若いお仲間がしっかり支えておられるようすがわかり、その人望があついことを再認識した。

５月２４日から封切りされる映画「チルソクの夏」の佐々部監督（鉄道員やホタルのチーフ助監督）がとなりの席だった。佐々部さんは下関うまれ、父親は朝鮮人を差別する側におり、それにいつも反発していた。韓国で山口といっても知ら ない人でも下関といえばしっている。その下関を舞台に日韓の若者の恋をテーマにチルソクは七夕の意味。サブタイトルは「ブチ会いたい」。この映画をスローシネマと名付けたい・・と。

黄さんの奥さまに送迎していただき、ほんとうにありがたく、思い出に残る時間を過ごすことができた。明日は朝から再び電車で下関に行き「海峡ウォーク２７キロ」を黄さんのお子さんや、村上一家と共に歩く。

03/04/05(土) 22:09 足立　進(JAG07563)