六さん 4月18日しんあい農園日記


吉部八幡宮では4月に収穫祈念祭があり、その講話の依頼を野村清風宮司から聞いたのは昨年のことだった。その日が来た。

祭りは二日にわたって仕えられ、きょうは美祢市との境で山の頂上に近い藤ヶ瀬という集落だった。距離こそ4キロ近くで遠くはないけれど、勾配がきつく昔から本社(吉部八幡宮)から宮司が出向いて年6回の祭りが伝統的に仕えられている。小さなお宮で2時から祭りははじまり、わたしはその素朴な祭事に感激した。この集落では75名、そのほとんどが老人である。タケノコ・ふき・キャベツ・ ワサビ・なすび・米などみんなが持ち寄り祭壇に盛りつける。祭事の間に遅れてきた人が持参したワラビを「先生、ワラビがお供えされます」と誰かが言うと、宮司は祝詞をとめて「おお、そうか供えてくれ」と。遅れた人を責める者は誰もいない。主人公は集落の人だと感じた。老人たちは親の代から連綿とこの行事をつないで来て、宮司も先代から習ったとうりに祭事を仕える。まさに生活の営みにとけ込んでいる。

直会(のうらい)では酒を飲みながら話しにはながさいた。このときは宮司も村人もざっくばらんな話題。決して宮司が上から下を見るような態度はなく気持ちがよい。驚いたことは、みなさんわたしのトラックをよく知っていたし、稔君がバスで通っていることもご存じだった。お下がりの鯛・鏡餅・ふきなどをいただき宮司に送っていただいた。お下がりは正志の帰り便で自宅に届けた。明日は、 もう一回講話のご用をさせていただく。宮司は「明日は歩いて帰れんぐらい飲ませるから」と予告された。帰れなければ八幡様で寝ても風邪をひきはしないだろう。地域のみなさんと親睦をしっかりふかめたい。

03/04/18(金) 19:52 足立 進(JAG07563)

 


| 2002年 | 1月 | 2月 |3月 | |

| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 |4月 |5月 |6月 |7月 |8月 |9月 |10月 |11月 |12 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |