六さん 4月25日しんあい農園日記

山本さんが朝から草刈り奉仕に来てくださった。県立高校の事務職を定年退職されたあと、タイヤのパンクに立ち寄ったイエローハットで、お掃除の会機関誌「清風掃々」を読まれて宇部のメンバーになられた。農園をはじめた３年前から,川土手の草刈りをし、橋のゴミを拾いほうきで掃くという奉仕を続けてくださる。 一回だけ聞いたことがある「時間給で換算させてお支払いさせてください」と「無茶を言うな！これはわたしの持病（糖尿）を治そうと思ってやっていることで、頼むからさせてくれんか」と。狭い田舎社会では、この奉仕が話題になり、多くの人が「素人の草刈りでなにができるか」と馬鹿にしていた。たしかに草刈りは素人である、機械も立派な物ではない。けれど、今朝のような小雨でも、炎天下で黙々と刈り続けておられる。草が生えるヒマがないぐらいに通い続けておられる。だから農園までの道はいつもきれいになっている。持病の薬からも解放されたと言われる。地域も一目おくようになった。凡事徹底の見本である。

いま庄原の林さんから電話をいただいた「ＮＨＫのＢＳで、ブラジルのイグアス滝を放映している」と。数年前、この世界一の滝を訪れたことがある。ヘリコプターで見下ろし、ボートで滝壺から見上げるという貴重な体験をした。たしか、 一分間で、東京で消費する一年分の水が滝から落ちるという凄い光景だった。林さんが教えてくださりうれしかった。

朝は、東大阪市石切に日本一のログハウス（建築基準ができる前に建築）、稲垣さんからお電話をいただいた。神戸の震災がご縁で、その後ご無沙汰している。懐かしく、ありがたかった。

03/04/25(金) 20:23 足立　進(JAG07563)