六さん 5月15日しんあい農園日記

平山先生（元小学校校長）は、同じ地域にお住まいである。いまは晴耕雨読の生活のなかで、なにかと農園のことをご心配くださるのは、前の仕事で先生の自費出版「僕らが授業の主人公」のお手伝いをさせていただいたご縁である「先生が授業の主人公」でないところが、当時のわたしには驚きだった。社長が会社の主人公ではなく、お客さまが主人公にも応用できる。

きのう、小野田の美容室に５０個のタマゴを配達したとき「従業員が帰ったから２０個は自宅まで届けてよ」と言われた。小野田の配達は２回目で地理がわからない。それに加えてまだ多くの配達がある「この高飛車な言い方はなんじゃ！」と内心思いながら「きちんと場所を教えてください。行きますから」とトゲのある言葉になった「あんた、ひどい人じゃね」とたたみ込まれた。きょうも、そのあと味の悪さを感じていた。けれど、この勝負はわたしの負けであると思うようになった。否定的な心を肯定的な言葉で伝えたという、わたしの曖昧さである。もっと言うなら「はい！」と気持ちよく返事をして行けばよかった。お客さまを大切にしなければ、と思いながらも変なプライドが頭をもたげる未熟さである。ここをなんとかしなければならない。

03/05/15(木) 20:11 足立　進(JAG07563)