六さん 5月27日しんあい農園日記

カモンＦＭの申たちが夕方来てくださった。浪花の巻き寿司、おでんにビールま で持参で。上映中の映画「チルソクの夏」を全国に紹介したいという話題でおそくまで語りあった。この映画がヒットして申さんに金銭的な利益があるわけでもない。

１９７７年を背景に、下関の女子高生と釜山の男子高校生が陸上競技をとおして恋をする。有名な俳優が出ているわけでもなく、すごいアクションがあるわけでもなく、日本と韓国の歴史の壁が重く描かれているわけでもなく、申さんに「なぜそこまでこの映画に没頭できるのか」とたずねた。ラジオで聴くきれいな発音 の申さんの言葉を要約してみると、佐々部清監督の姿勢に動かされてというように感じた。誰もが心の奥に残しているであろう「チルソク」を思いおこさせる。そこから今感じるさまざまなことをこの映画は残してくれる。面白い映画ではなく、いい映画である。だから多くの人に伝えたい。

監督の熱い気持ちが多くの人を動かしている。

03/05/28(水) 06:14 足立　進(JAG07563)