六さん 6月15日しんあい農園日記


鶏の声はしなくても5時前には目が覚めるのは歳のせいかもしれない。襖のむこうで迫田さんが寝ていると思い、静かに身支度をしてじゃまにならないよう外に出て、缶コーヒーを飲みながら、ピースを吸いながら地面に座って3種類の新聞をゆっくり読んだ。こんな時間はふだんはない。90歳の元気なおばあさんにあわせたご飯を美味しくいただいた。まぁよう飲んだ。けれど田舎の空気で気分は最高だった。

二日酔いで動作が緩慢な林さんに「山羊のゆきちゃんを見に行こう」とうながして、クラウンで「ごんぼの家」に連れていってもらった。ここは、不登校や心につまずきを持った子供たちが動物の世話をしながら寺西さん(いちおう女性)と楽しく遊ぶ場である。おるおる、アヒル・ニワトリ・犬・ミニ豚・羊・山羊、一応 サクはあるけれど動物たちには問題なくこえられる。おおきな乳房の山羊の首に、たしかにわたしがつけた犬の首輪があった「ゆきちゃん!」と声をかけたけれどドラマのようにはならず無視された。阿知須の山根さんから「農園のお祝い」ということでうまれて間もない子山羊をいただいたけれど、鶏の世話が忙しくごんぼに嫁いだ。ツノが立派な旦那さんとのあいだにかわいい子供もうまれていた。骨盤がせまいのでお産は無理だろうという山根さんの予想ははずれていた。昨夜 死んだ子猫を抱えた女の子がつらそうだった。

本命の養鶏場はよく見せていただいた。これから農園で取り組むべき課題がたくさん見えてきた。林さんのおかげですばらしい勉強をさせていただいた。裸族の林さん、少数民族糞まみれ族の宮崎さん、機関銃ほど言葉が飛び出す熊本さん、親孝行の迫田さんは朝帰りはご両親が心配されるので夜中に帰られたとか。みなさんのおかげで久しぶりにくつろいだ夜を過ごした。林家の漬け物に使ってあっ た石臼を「くれんか」といただいた。帰りに農園近くのハーブレストラン、サルワーレのマスターに差し上げた。いま蕎麦うちにこっておられる。大喜びをされた。帰ったら犬が大喜びで服が汚れた。娘からとどいた父の日のうどんをおいしくいただいた。

03/06/15(日) 19:50 足立 進(JAG07563)

 


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