六さん 6月28日しんあい農園日記

５月、長谷山さんが唐突に「えらいから辞めさせてくれんか」と言われた。ご年輩ではあるけれどわたし以上の体力があるので聞き流していた。また先日その言葉が出た。そしてきのうの午後「ほんとうに辞めるので、あんたも真剣に考えてくれ」と言われた。辞意を言葉にした人は必ず辞める。前の仕事でもいくら慰留 しても、いったんその言葉を出した人は辞めていった。

慰留の言葉はさがさずに、ご本人の希望に早くそえるように「今月で」と、一晩考えて申しあげた。後任が決まらないままに受けたのでご本人は驚かれた表情だったが笑顔がでた。

鶏の数は増えて人手は減る。長谷山さんの仕事を時間で補いながら次の展開をもとめていきたい。夕方、望月さんのメールに「疲れていませんか」と。疲れているかもしれないけれど、どんな状況でも投げ出さなければ「なんとか道はつく」 と経験でわかっているから。

03/06/28(土) 20:40 足立　進(JAG07563)