六さん 7月21日しんあい農園日記

真砂恵さんメールいただきました。真砂恵という名前はおばあちゃんが命名でし たね。いつもおばあちゃんを気にかけて、買い物などに連れていってくれて嬉し く思っています「日記」でおばあちゃんのご葬儀を話題にして「さびしくないで すか」とメールで問われました。今朝。

我が家には先祖が祀ってありません。仏壇や御霊社がある家では、自分もいつか はそこに祀られるということを無意識のなかに感じて育っていくと思います。我 が家のそのとき、葬儀社の方が「このお寺で」と紹介はしてくれるでしょう。そ れならば親しい住職や神主さんはおります。それは人間関係のうえで親しいので、 その宗教がどうなのかは知りません。しょせん宗教は同じだといえば別ですが。 お姉ちゃん（照美）がご縁をいただいた上野さんが、仕事を辞めて宗教家の道を 志ました。で金光教太秦教会の後継者とになりました。お父さんは、あるときか ら金光教への参拝をやめました。それはよく考えてみると、宗教への疑問ではな く、それを伝えるたくさんの教師と呼ばれる人に大きな落胆をしたからです。信 心をする苦労ならいくらでもできるけれど、教師を尊敬する苦労はしたくなかっ たのです。

１５日、小倉で尊敬している玉井先生とお会いして腹が決まりました。もういち ど信心をはじめてみようと。ただし、今度の信心はひとりで歩む信心です。唯一 の先生は、娘婿の上野先生を真剣に頼ろうと思っています。おばあちゃんが元気 なときにご葬儀のことを考えることは、ほんとうはわたしの心を決めるというこ とでもありました。

わたしの知る範囲では沖縄や韓国では先祖を家の中心にすえて生活営みがありま す。自分が生まれてきた「根」を大切におもうということは、それがご信心だと 玉井先生が申されました。その祀り方は、その場の便宜ではなくよく考えて、い つかは自分もそこにいくのだと納得して決めたいと思いました「さびしくないで すか」という真砂恵さんのメールを何度も読ませていただきました。お父さんの 気持ちです。

03/07/21(月) 19:51 足立　進(JAG07563)