六さん 10月14日しんあい農園日記

杉本さんが先日韓国に行った。山口市の公式行事である。帰国してキムチをお土産に農園に来た。山口は「毛利の歴史」であるけれど、韓国に行って「大内氏の歴史」であると教えられたと目をクルクルしちた。わたしは何年かまえ、磯村千代子先生が「大内文化を散策しよう」と誘ってくださり、先生の案内で山口市内を半日めぐったことがある。そのとき大内氏の墓が朝鮮人の方たちの墓の中央にあった。つまり大内氏は当時の朝鮮と血縁にあたることを知った。そのことを杉本さんも知り「山口市民として、もっと勉強しなければ」と語った。夕方、磯村先生にお電話をした「先生、もう一回大内氏の歴史を、山口市内を歩きながら教えてくださいませんか」と。１１月２日と１６日をはずして日曜の午後から案内しましょう。と快諾をいただいた。日程が決まればみなさんにご案内させていただこう。

健太（雑種）は気性が荒く正直なところ手をやいていた。けれど、少し教えれば覚えは早い「座れ」は楽に覚えた。食い気だけの楽天家の太郎（ビーグル）より 頭はよいと思う。とにかく長い付き合いをするには「来い！」「待て！」「座れ！」なかでも「来い！」を理解させておけば農園ではキツネ対策には役立つ。走る勢いは健太、太郎、肥満のハナの順で俊足に加えて闘争心は過激なほどにあ る。朝と夕方１５分ほど、餌をご褒美に鶏の運動場に放し訓練している。きょうはほぼ完璧に「来い」ができた。明日からは、餌を使わずに来たら抱いてやり喜ばしてしつけてみたいと思う。

会社を辞めるとき、健康診断をこまかくしたら頸椎（首）に軟骨が出ており、それが首を痛くしていた。手術をすれば完治するといわれたけれど放置して農園をはじめた。その首が三ヶ月ぐらいまえから痛く、振り向くことができなかった。 医者に行く時間はない。それがきょうは車をバックするとき振り向くことができた。いつもは痛くてサイドミラーだけで方向をかえていた。ほんとうに薄紙をはぐような時間で治っている実感がして嬉しかった。

03/10/14(火) 20:12 足立　進(JAG07563)