六さん 10月30日しんあい農園日記


朝、鶏舎で仕事をしていると自宅から来た正志が話しにきた。要は、稔君の母親が仕事を辞めさせたいという意志を、附属養護の磯田先生に連絡して、磯田先生は学校を休んで朝から稔君と仕事をしながら様子を見る。ということだった。辞めさせたいほどの事情をわれわれに言わず、二年前に卒業した先生に言うという母親の考えかたに落胆した。大切な場面ではお互いの腹を口論になってでも伝えることが理解への道であると思うし、わたしはそうしてきた。これまでも同じことを繰り返してきたので、もう慰留するという努力はしないつもりである。正志に任せた。結果は受けていく。進路指導という立場で稔君にかかわった磯田先生の姿勢には頭がさがる思いがする。

きょうは厚狭、小月、長府、下関、美祢から大谷山荘という長丁場の配達。たくさんのお客さまと会話を交わしながら走り、農園に戻ったのは6時を過ぎていた。美祢の山奥、高見のおばあさんは4時過ぎ、太陽が山にはいり寒さを感じる庭で大豆を石に打ち付けて豆を選別していた「風邪ひきますよ」と言うと「もう風邪なんじゃ、医者に治らんから、どうしたら治るかね。と聞いたら、焼いたら治ると言われた」と大笑いした。この大豆で味噌をつくり、家族の豆腐をつくるられるという。だから、味噌と豆腐は買うたことがない。しかし、この作業はアフリカと同じですね。というと「ウルルン体験記に来てもらおうか」と番組はよくご存じである。日が陰るとかめ虫が多く集まっていた。こんど豆腐を食べさせていただく約束をした。

03/10/30(木) 20:24 足立 進(JAG07563)

 


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