六さん 11月16日しんあい農園日記


磯村千代子先生(元小学校教員・77歳)と半日、大内氏の歴史を訪ねて山口市内を散策した。晴耕雨読の毎日を岐波で過ごされ、その人生は地味であり、しかし多くの人に生き方を教えてこられた。わたしもおおいに感化されたひとりである。いつも歴史から、それも大きな世界史ではなく地元の歴史から視野を拡げておられるからである。

西の小京都山口は、毛利の歴史がはじまる前に大内氏によってそのかたちがつくられ、大内氏の墓はひっそりと、誰も訪れない場所。慶州仏国寺にある五輪の朝鮮様式であり、その周囲には朝鮮の方々の墓石がそれをかこんでいた。毛利は語っても、近代、ある種の偏見で大内氏の歴史は封印されてきたのではないか。瑠璃光寺の五重塔をながめいる多くの観光客がいても、建築として眺める人は多くても、その背景に目をおとす人たちは少ないであろう。

山口市にはたくさん学ぶことがあるとあらためて実感した。

03/11/16(日) 20:45 足立 進(JAG07563)

 


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