六さん 11月30日しんあい農園日記


朝は5時前に起きることにしている。寝床でまどろむ時間を30分楽しむためである。テレビを点けて犬に会話を交わしながらわたしの時間がある。

しかし、土日はNHK以外はほぼテレビショッピングであり、今朝はしかたなく「心の時代」にあわせた。僧侶が対談に出ておられた。はじまりと、最後は食事の支度で観なかったけれど感動的な番組だった。

雲水時代の修業はおおげさにいえば「死ぬほどだった」そうである。睡眠時間が2時間ぐらいで体力が極限に達したとき、ここを逃げるには修業にもっと取り組み、ぶっ倒れると救急車で名誉の戦死的に逃げられる。そう思い修業に精出した。

ところが一週間たっても倒れない。そのころは立ったまま寝ているぐらいの精神的・肉体的限界に達していた。ある夜…一時ごろ「まだ二時間も眠られる」と思ったとき心の天地がひらけた。「も」と「しか」の違いである。その格言的な言葉のあやは知っていた。けれども、その違いを話しや活字で知っているわたしの知識では、なんのことはない。

相田みつを、坂村真民、鍵山先生の言葉は「知っている」では自分になんの力にはなり得ない。もっと言うならば、そんな言葉を使うには資格がいると思った。資格とは「自分の言葉で言える体験」である。

03/11/30(日) 20:03 足立 進(JAG07563)

 


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