六さん 12月 8日しんあい農園日記

農園をはじめて継続して悩んでいたことは水不足である。

たくさんお客さまをむかえたときは「トイレの水が出ません」とか「流しの水が出ません」ということが多く、酔っていても近くのガソリンスタンドに300リットルのタンクを軽トラに乗せて水汲みに通っていた。

これから渇水の冬場を前にして、黄さんのご縁で親しくなった土建業の山本社長に、もう一本井戸を掘っていただくお願いをした。

何度も見に来てくださりその方法でお願いしたが急遽変更した。井戸は現在のひとつでよい、その井戸の岩盤まで掘りすすみ、山のすそを流れるそれは小さい水路の水を傾斜をつけて引き込む工法を頼んだ。工事金額は倍以上になった。わたしは小さい水路ではあるけれど、確実に水が溜まるほうが最終的に確実だと決めた。

今朝、大型ユンボが到着して約4メートル下の岩盤まで簡単に掘り、少しずつ傾斜をあげながら60メートルほど先の水路に到達。そこに網のパイプを一本敷設して砂利で埋めた。これだけの作業が一日で完了。

水路はせき止め山水が砂利に吸い込まれていく。井戸の水位がしばらくしてあがりはじめた。嬉しくてそのあがり具合をセンチで何度も計り、いまも懐中電灯で照らして見てきた。

夕方より雨も降らないのにあがり続けている。明日は、その水を貯めて降下圧で全鶏舎に配水するタンクをもう1.5メートル高くして水圧をあげる。タンクは鋼材で頑強に施工する。農園の水はこれで恒久的に解消できる。ついでに一台12万円の浄水器も井戸水にとりつけた。鶏も最高水を飲むことができる。今夜は嬉しくてしかたがない。

朝、検診に行ったら血圧が120と70でまったく正常だといわれた。もう少し酒が飲めるかもしれない(-_-)

03/12/08(月) 20:03 足立　進(JAG07563)