六さん 1月17日しんあい農園日記

5時46分。テレビの前に正座して朝をむかえた。

4月末の浜山小学校避難所解散まで、凝縮した時間を共にすごさせていただいた。まだ火の手がおさまらない長田の近くに浜山避難所はあり、人間は何を考えてどう動くかを見た。

次々に全国から集まる若者、救援物資の山に胸があつくなり。生きながら焼け死ぬことに神も仏もあるもんか！と言うわたしに玉井先生は「ええか神様は万能ではないぞ、高いところから眺めておるんじゃない。一緒にこの試練を歩んでおられんぞ」と教えていただいた。

当時、神戸には会議録調製で競合するライバル会社があった。当然、わたしは負けない勢いで各地で、特に九州全県で営業の戦いをしていた。その会社に「12月議会の仕事がたいへんでしょう。お手伝いしますよ」と手を差し伸べた。以後、紳士的におつきあいができる間柄になった。なにが大切かを学んだ神戸。

県知事が「タマゴも鶏肉も安全ですから」と会見している。ならば学校給食でなぜその両方をとめているのを容認しているか。切実な関係者の気持ちはわかっちょらん。それを世間は二枚舌と言う。

地域でお世話になっている平山先生が夕方来られた。小学校校長を退官後は、晴耕雨読の毎日を過ごされている。「李先生が22日に我が家に泊まられるので、あんたも来んかね」と誘ってくださった。もう数回で訪日100回目になる李先生には韓日の歴史など、たくさん教えていただいた。おじゃまさせていただくことにした。

04/01/17(土) 19:30 足立　進(JAG07563)