六さん 1月19日しんあい農園日記


4時起床。それほど寒さを感じない6時過ぎ、お月さまを西に見ながら犬の散歩で一日がはじまった。

今回の鶏インフルエンザでたくさん思うことがある。

「山口のタマゴは買わないよ」という人の心模様ではなく、わたしの心の動き「どうか貴農園がご無事であってくれればと祈っております」という内容のお便りや電話をたくさんいただいた。

そのお言葉は心から嬉しい。その反面で、偶然に半径30キロから免れただけで、わたしの生き方や努力があったからではない、という想いがある。

神戸の人が揺れてたいへんな苦労があったように、30キロ圏内の生産者は連帯責任のように深刻な状況になった。

たまたまのがれた農園では、だから手ばなしで喜べない複雑な気持ちがある。つまり「俺さえ良ければいいのか」ということである。

お掃除仲間の舟木さんのお父さんは、戦地からの復員船で自分が患っている病気の薬を、同じ病の他人にあたえて亡くなられたという。

今のわたしでは結論がでない今回の出来事を考えながら犬と歩いた。

04/01/19(月) 20:25 足立 進(JAG07563)

 


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