六さん 2月12日しんあい農園日記


明治時代にロシア戦を想定して雪中訓練を当時の陸軍が八甲田で行い、甚大な事故になった。その記録を新田次郎が「八甲田山死の彷徨」として世に出した。

本も読み映画も観た。豪雪のなかで兵士の根性がないからの事故ではなく、近代気象観測史上に残るほどの低気圧が東北を襲っていたことを、気象庁勤務時代の新田次郎が調べ上げ検証している。

100羽もの若鶏が4日の間に圧死した。これからヒナを入れるたびに原因がわからない恐怖にさいなまれるかと気持ちが重くなった。ヒナを納品した中山育雛場の専務は現場に来られ「キツネなどが威嚇したのではないか」と言われた。その可能性も否定できない。

野鳥の会、原田さんが点灯したら事故がなくなります、とアドバイスくださり実行した。今朝は事故はゼロだった。お礼のメールを出したあと返信が届いた。

事故の夜の気温は相当冷えており、体温を保つためにヒナは一箇所に集まるのです。解決方法は…と対策まで的確にご指導くださった。たしかに残雪が溶けない日にヒナは到着した。事故は飼い方による事故である。おおいに気象を無視できないことに気がつかされた。

04/02/12(木) 20:11 足立 進(JAG07563)

 


| 2003年 | 1月 2月 3月|4月|5月|6月|7月|8月|9月|10月|11月 12月 |

| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 |4月 |5月 |6月 |7月 |8月 |9月 |10月 |11月 |12 |

| 電子メール | | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |