六さん 2月16日しんあい農園日記

1月17日に山口県でおきた鶏インフルエンザ事件。

半径30キロの養鶏農家は、国の定めたマニュアルに従いタマゴと鶏の移動禁止を遵守した。2月19日にはそれが解除される方向である。

しかしである、出荷できなかったタマゴに対して国は半分の補償しかしない。誠実に防疫体制にしたがった業者に対して、あまりにも不誠実な結果ではなかろうか。イラクの人道支援より国内支援が優先されるべきだと思う。

その大量にたまったタマゴをどう処分するか。お役人らしい会議が続いている。タマゴを堆肥にする。ピータンに加工して販売するなどである。発想が貧困であきれている。誰が問題だったタマゴの加工食品を食べるだろうか。地産池消を唱える県知事ならば、率先して県職員から地方公務員までがひとり30個でも買えばすぐに解決する。いつもお役人は建前と本音のギャップが大きすぎる。マスコミも無責任に騒ぎを助長する。

農園にも保健官が調査に来た。「問題はありませんか」と月並みな質問をしてすぐに帰った。なんの足しにもならない調査、これが防疫体制の実態である。

例えば、動物園の飼育係りが調査に来れば、鶏の目、羽根のツヤ、糞の色など一目でわかる。まったくお役所にはあきれてしまう。

母85歳の誕生日。将軍さまも誕生日。

04/02/16(月) 19:21 足立　進(JAG07563)