六さん 3月5日しんあい農園日記
農園一周年行事で地域の施設を借り、歌手の梅原さんをお招きしてコンサートを催した。そのマネージャーの兵頭さんから昨夜メールが届いた。鶏事件に対するある方の長文だった。
わが意を得たり。そんな思いで読ませていただいた。
犯人が渡り鳥や野鳥だったら、除草剤で人間に不都合な草を枯らせるように、鳥を捕獲して処分するのだろうか。メールの文章は「自然界はさまざまなウィルスで成り立ち、それに抵抗力をもたないものは自然淘汰される」という内容であった。
保健所の指導でさまざまな消毒を指導されているが、わたしは鶏が糞や餌のこぼれた土を歩き、日光にあたり群れで生きているほうがよほど鶏らしいと思っている。たしかにあらゆる病気の懸念はあるが。
内蒙古ホロンバエル大草原を旅したとき「草原のネズミには触るな」と蒙古族から注意をうけた。噛まれるとペストの危険があり、いったん発生すると地域は一ヶ月以上も移動禁止、つまり足止めになり患者が絶えるまで放置される。死ぬ者はしかたがない。自然と生きるとはこういうことである。
余談であるが死者は袋にいれて石などで骨を砕き鳥葬され、肉片が鳥とともに舞い上がったとき魂も天にかえると言う。
小学生のころ検便があり、マッチ箱にいれて検査をうけていた。クラスの大部分は「ギョウチュウ」がいた。もっとすごい虫もおった。当時、野菜は有機栽培であり、化学肥料など使っていなかった。「肥え(人糞の発酵した)」で野菜を栽培していたので、口から寄生虫は感染した。チョコレートのような甘い薬を食べるとよかった。
不衛生はよくない、けれど世界中を消毒して無菌にすることは意味がない。除草剤は毎年効きめを強くしなければ草の順応にまけてしまう。健康とは消毒薬の恩恵で与えられるものではない。鶏の経済効果を追求したツケが出てきた。多様に出てくると思う。
水俣病は最初は猫が発症した。奇形のサルも出た。小さい個体から結果は順にあらわれ最後は人になる。わたしが子供のころにはなかった病名がいっぱいある。
04/03/05(金) 20:01 足立 進(JAG07563)
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