六さん 4月3日しんあい農園日記

お客さまで女性町会議員がおられる。

市町村の合併を目前にして支持者からの苦情に困っておられる。いよいよ合併後の具体的なことが示されはじめ、たとえば保育料などが年間で数万円あがるのは困る、というような現実的なことである。

平成の大合併は、そこで生活する人からの要望ではないから、いざ現実に向き合うと凸凹が生じる。おおきな枠が動くときは、どうしても個人の痛みはあると思う。

個人の損得だけで物事を判断してもよくないから。そのしばらくの痛みを上回る将来のビジョン(説得材料)が欠けているのではないだろうか。

農園前を流れる川に、今年もたくさんの鳥が集まりはじめた。何種類ものサギ・川鵜・カモなどが、早朝には50羽以上も両岸と真ん中の瀬に降り立ち、小野湖から産卵で遡上してくるワカサギを待ち受ける。農園前の砂場が産卵場のようである。川下を見ている鳥の首が川上に動きはじめたら狙っている。サッとワカサギを川からクチバシで捕まえあげている。農園春の風景である。

5時4分。昨夜は仲間と飲みすぎたちびっこお遍路さんは、二日酔いで宿を発った。きょうの最終は34番、種間寺までの30キロ。お昼すぎに「33番札所に向かうために渡し舟に乗ります」とメール。その後の着信はないけれど、今夜はわたしが酒行中。

04/04/03(土) 19:49 足立　進(JAG07563)