六さん 4月8日しんあい農園日記


広島在住のMさん。奥さまの遺影を抱いて四国を歩かれた。

「歩き続けるうちにあの世に行きました」と。つまり、現実から離れた心持の世界に入ることができると言われる。無言で歩くという繰り返しがそうさせるのか、霊場参りがそうさせるのか、体験していないわたしにはわからない。

日記の主人公、ちびっこお遍路さんも「あの世」に到達しているなー、と感じている。お接待をしてくださった老婆の言葉やご親切に、昨年亡くなられたおばあさんを感じたり、きょうは身体が楽になった、が最後のメールだった。それは、朝5時30分、きょうは38番の金剛福寺をめざします。距離は86.7キロです。海を眺めながら歩きます。

山大ワンゲル部が毎年、宇部の工学部から東萩駅までの80キロを踏破している。つわもので12時間。K子の脚で3日はかかるであろうと思った。

17時の便りに安心した。「わたしは遍路旅を早く進むほうがよいとか、一日の距離をのばしたいと考えていましたが、本来のお遍路とは違うということがわかり、わたしが納得できる旅が目的だった。そう思えた瞬間に肩の力がぬけ、脚の痛みが少なくなりました。足取りまで軽くなりました。

生活に忙殺されて過ごす毎日のなかで、生きることの意味を忘れているわたしをお遍路メールから諭される。そう思って農園生活に入り込んだのにネジが戻っている。3月18日から四国(詩国)を歩き続けるお遍路さんから大切なことを学ばされる。

下関の福村ママ(お掃除仲間)から、農園日記で腰が痛いことを知りました。とたくさんの湿布薬をいただいた。放浪の牧君からは、ベルトを反対に締めたら腰に効きますメール。いつか熊野古道を歩きたいとメールで申した黄さんから、その資料が届いた。三田市の香山さんからも熊野道に関する情報が届いた。倉本さん、廣中さん、江口さんに佐伯さん、浪花のご夫妻にも会えた。

04/04/08(木) 20:49 足立 進(JAG07563)

 


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