六さん 5月15日しんあい農園日記

西君がしばらく検査入院をすることになった。月曜は休みであるけれど、毎朝7時過ぎから4時45分まで、採卵・餌やり・糞をうける新聞紙の交換とたくさん仕事をしているので身体のこととはいえ「はい、いつからでもどうぞ」というわけにはいかない。その仕事をしてくれる人を募集することが先決になる。

農園はとても不便な場所であり、ここに朝7時ごろから来て働いてくれる人をさがすことはたいへん困難である。

ところがご老人が「働きたい」と手をあげてくれた。65歳でひとり暮らし、昔は大工をしていたらしいが、もうずいぶん働いたことがない。けれども収入がほしい。車がないので40分ほど歩いて面接に来られた。身体は小さいけれど「働きたい」という気持ちを感じたので「やってみますか」と半日勤務を条件にお願いした。

24日からぼつぼつ(週に何日か)来て練習してみますか、と自宅を訪ねた。生活は楽ではないようすは見ればわかった。「栗があるから差し上げます」「えっ、栗？」と驚いた。秋に拾った栗をビニールにたくさん入れている。「虫がわいて食えんでしょうが」と言ったとおりの状態だった。まあ、人柄がよさそうなので24日からお見合いになる。

04/05/16(日) 06:50 足立　進(JAG07563)