六さん 5月24日しんあい農園日記

いい話を聞かせていただいた。ラ・フランチェスカ(山口市内イタリア料理)の沖支配人からである。

5日前、お店の軒下で育っていたツバメのヒナ5羽のうち3羽がカラスにやられた。もうじき飛び立つだろうという矢先の災難だった。胸が痛かった。飛び散った羽根をひろいあつめて土に埋めながら「残りのヒナは守る」と決心された。

眠いけれど夜明け前からその巣の前にたち襲ってくるカラスを撃退した。その時間が人がいないので襲われやすい時間帯である。本当は福岡市内のお店にも行かなくてはならないけれど、ツバメの番をされた。

「そのヒナが飛び立ったんですよ」ほんとうに嬉しそうに話された。親ツバメが沖さんの周囲を飛び回ったらしい。商売より残されたヒナの巣立ちを優先された優しさがすてきである。

暑くなると栗の木にたくさんの毛虫がつく。昨年は葉を全部食いつくした。中指ほどのおおきな毛虫が目につきはじめたので特製殺虫剤をつくった。唐辛子とニンニクをネットに包んで100リットルの水タンクにいれた。

今朝、味見をしたら舌が痛いほどの辛さになっていた。この水をエンジン噴霧器で木にふりかけた。もしかすると木が枯れるかもしれない。これからが楽しみな実験である。

04/05/24(月) 21:36 足立　進(JAG07563)