六さん 5月29日しんあい農園日記

缶2本と夕食が済んだ。7時までシャツが汗でぬれるほど働いた。明日の午後から「第一回ひとり掃除」の日だから、明日のぶんまで働いておこうと思った。

農園の敷地は田んぼだった。その表土を20センチぐらい削って、つまり田の土を除いてから事業をはじめるものだと最近知った。園内をはしる車のわだちで雨の日は泥を煉った状態になり、水溜りにはボウフラがわき不衛生な状況になりはじめた。

鶏舎を建てて鶏を飼えば養鶏にはならない。一番に「道」を整備することだとわかった。青函トンネル工事現場で健さんは「歩いたあとに道はできる」とキザな台詞だったが最初に道ありきである。その排水と道をミツヤ工業の山本社長に頼んだ。「梅雨入りまでには完成します」引き受けていただき、入梅のきょう完成した。こんどはどんなに豪雨が降っても水はけに心配ない。

この工事を担当された方は、わたしと同年代のような落ち着いたかたで印象がとてもさわやかである。夕方、わたしが配達から戻ると笑顔で「おかえりなさい」と声をかけてくださるような方だった。

ミツヤさんの仕事は徹底している。来られる方たち全員が制服の作業着とヘルメット。ユンボ、ローラー、トラックにも会社のシンボルマークが鮮やかに描かれている。工事内容の説明もきちんとしてくださる。そして「ユンボがおるときになんでもさせてください」と焼却場にたまった灰の始末や、たくさんの仕事をしてくれた。

山本社長が来られるがいつも作業服のしたにはネクタイで清清しい。6時過ぎに「終わりましたから帰らせていただきます」と担当の方が笑顔で来られた。朝の爽やかさと同じ感じを受けた。

わたしは汗とホコリでドロドロのヘロヘロ状態だった。明日の午後から雨が降るどお。

04/05/29(土) 20:15 足立　進(JAG07563)