六さん 6月21日しんあい農園日記

西君と光恵ちゃんが生活できる場を、作業場を改築してつくりたいと思っている。

そのことはゆっくりではあるけれど前進している。言葉だけから受ける感じかもしれないが「なんとかホーム」という表現から生きる力を感じない。それは、周東町にある「亀の里アパート」と過去に交流があったからかもしれない。援助を受けることが目的ではなく、障害者が自分の力で生きて、それでも出来ないところを援助してもうらうという仕組みだった。ホームならあるかもしれない制約は、アパートだからいっさいない。

しかし資金がない。なければないなりに動けばいいのであるが。そんな話題をタマゴのお客さまと数週間前にした。夕方電話があった。「わたしなりに調べてみましたらありました。職場が生活の全般にかかわる職親制度です。近々、県庁に詳しく調べにいきます」と。驚いた。わたしの話題をじっくり検討してくださっていたことに「そのときはわたしも同行させていただきます」とお願いした。

台風の直撃はまぬがれた。周防灘を一望できる丸尾の海岸に老夫婦、部坂さんご夫妻が暮らしておられる。わたしの携帯電話には宇部市の防災から刻々と台風情報がはいるのでその都度奥さまに転送した。立派なお屋敷ではあるが、磯のかおりがとどく海岸沿いである。そのつどご丁寧なお礼のメールをいただき、一緒に台風の無事な通過を願わせていただいた。

夕方、一時間かけて全鶏舎の雨戸を開放した。鶏は新鮮な風にあたり大喜び。

04/06/21(月) 20:18 足立　進(JAG07563)