六さん 7月6日しんあい農園日記

昨夜、いつの間にか寝ており気がついたら一時すぎ。電灯とテレビも点けたままだったので網戸から小さい虫が床と布団を黒くするほど落ちていた。掃除機をだして深夜の掃除になった。朝食のときにビールが欲しかったのはアル中予備軍か正規軍なのか。

疲れて4時過ぎに配達から帰り、宇部市内を配達してかえるという正志を見送り「さあ、どうしたものか」と思案。疲れているから草刈りはしないで風呂にはいり、ビールを飲んだらどんなに至福の時間だろうというわたしと「まだ2時間は働ける」というふたつの声が聞こえる。草刈機を背負って歩きはじめたら車が来た。藤野先生がお子さんふたりをつれて。もう汗をながしたくないわたしには助け舟で草刈機をおろした。少子化のうねりのなかで先生の高校(私学)でも生徒数が減り、教育と経営というおおきな課題がのしかかっているという。

藤野先生は「営業して生徒を集めるより、卒業生が我が子に、高校は俺が通った高校に行け」と言葉にだすだけの『今』を教師が努力することだ」と信念を話してくれた。

すぐに結果を出す短絡的な策でなく、40年、50年先を楽しみに本来の教育。つまりいいと言われる大学に進学することではなく、学ぶことの楽しさをとおして人格までも磨き上げることが「教育」だと話された。

つまり今の生徒が我が子を生徒にするという教育現場を創造することだと。まったく同感。

黄さんの奥さまに教えていただいた。「牛肉にニンニクをすり込んで焼いたらうまい」それをやった。ニンニクと醤油に唐辛子をボールで混ぜて一時間放置して、テーブルのうえで小さいフライパンでゴマ油で焼いた。釜山のプルコギには負けるけれど、なんとなく近い味に大満足で大ビンを二本、素焼きのジョッキでおいしく飲んだ。

04/07/06(火) 20:28 足立　進(JAG07563)