六さん 7月15日しんあい農園日記

暑くて寝苦しいから網戸にしている。冷房を朝までかけると体調が悪いから。

そうすると網戸の外から、3時半ごろから雄鶏の鳴き声がやかましく目が覚める。少々の疲れでも、大酒を飲んで寝ていても、寝てはおられないコケコッコウーの大合唱に目が覚める。昨夜は敷布団まで暑くて邪魔になり、板の上にころがった。犬も同じようにマットから出て床板のうえで寝た。

4時のテレビを点けたら博多山笠の最後、櫛田神社の中継が放映されていた。紳士服の「礼服祭り」とはわけがちがい、男の胸がたかなる祭りは、神事であり、連綿とした歴史があり、ゆえに地域の文化になっているところである。

山笠は鎌倉時代に端を発しているという。重さ1トンもの山をかついで5キロも疾走する勇壮な祭りに…わたしは祭りをみるとなぜか涙がでる。それは真剣な男たちの姿があるからかもしれない。

10時過ぎまで、木曜のタマゴを2回集めるけれど数がそろわない。暑さで産卵率と産卵時間が遅れている。どうにか数が整い、生みたてのタマゴを満載して下関に出た。

局地的な豪雨に遭うかもしれないと予想はしていたが、下関から美祢まで豪雨の雨雲と一緒に走った。頭の先から足元までしっかり濡れた。

李陽雨(ヤンウ)さんが、先日の岡本さんのお祝いでうたったカセットを聴かせていただいた。悪役プロレスラーのようなおそろしい風貌から想像もできない、ソフトな歌で「うまいなー」と感心した。新井英一、高石ともやも好きだけど、陽(ヤン)さまは最高だ。

敦子さんが島原で友人の結婚式ということで、午後から正志の運転で島原に行っている。「明日は9時までには農園に帰ります」と。今夜は昔の仲間と焼酎を飲みあげて、5時ごろから二日酔いで戻ってくる予定らしい。敦子さんは月曜まで親元である。

休みも賞与も無関係の農園だから、できるだけ明日は頑張って正志の仕事もこなしたい。元気に汗をかいて働けることが一番ありがたいと思う。明日は朝から頑張るどー。

04/07/15(木) 20:22 足立　進(JAG07563)