六さん 8月17日しんあい農園日記

一ヶ月ほど前どうしょうもなくイライラしていたのは、地元紙「ウベニチ新聞」が昭和１７年の炭坑事故で亡くなられた朝鮮人労働者を「強制連行された人たち」とまたも報じていたからである。メールか、直接社に行って「その制度は１９年からということを知らないか」と訂正を促そうとまで思っていた。けれどもやめ たのは、真実を知っている多くの人は黙っている。西岐波小学校、当時の在校生名簿を調べればたくさんの朝鮮から働きにきた人の子供の名前がある。これが強制連行ではない真実である。言えば足元から崩れる論法にムキになっていくほどのことではない。だからみんな黙っている。黙殺と言えるかもしれない。

昨夜、黄さんから月刊誌「致知」で、麻生太郎の「創始改名」は朝鮮人が望んだことだ。の発言を上智大学、渡辺昇一が「正しい」と肯定している一文がある。とメールが届いた。致知の購読は４年前にやめた。おもしろくないからである。 上智大学かもしれないけれど、その論調はいかがわしい、誰が好んで名前をかえてくれと言っただろうか。まあそれはいい。黄さんのご両親がその時代をどういう気持ちで生きぬいたか。それが歴史の真実である。簡単に学者のくだらん話は論破できる。黙殺する、相手にしないことが一番のこたえかもしれない。

03/08/17(日) 20:39 足立　進(JAG07563)