六さん 8月26日しんあい農園日記


最近ローカルニュースで「養殖ふく」が話題になることが多い。養殖で使用されるホルマリンで、「ふく」と言えば我らが松村御大が脚光をあびることになるが、その旗色が悪い。御大は「売る」と言い、仲卸組合は「扱わない」しかし腑に落ちない気持ちでそのニュースを見ながら腑に落ちたのは、市場と仲卸がホルマリ ンの残留に対して衝突しているという構図であり、そのなかには生産者や消費者は出ていない。

農園の鶏は、ここに来るまでに8種類のワクチンを接種している。法定伝染病やさまざまな義務の予防である。年に一回は家畜保健所が採血してその抗体があるかどうか、つまりワクチンが鶏の体内に残留しているかどうかを検査する。それは常識である。米はさまざまな論議を経て「低農薬」が市民権を得ている。養殖海苔イカダにはたくさんの肥料や薬品がつけられている。マスコミがある種世論を先導して物議をかもし出しているように思う。残留ホルマリンの知識を持たないまま「残留」という言葉で悪いという烙印を押すことはない。遺伝子操作していないコーンを農園では使っているけれど、メーカーでも「それは不確か」と言う。何万匹もの「ふく」が売れない、死活問題の生産者の言葉に耳をかたむけるべきである。好んで使っていないのは、稲作農家と同じではないかと思う。

東京帰りの面々がきてくださり、楽しい話題に夜が更けた。子連れ女将(村上マ マ)が「秘書の清水です。これから相談役とみなさんで農園にまいります」と、空港から電話をかけたので、わたしは正座してお待ちしていた。いまみなさんをお見送りして腹が減った。

03/08/26(火) 22:15 足立 進(JAG07563)

 


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